こんにちは。yasuho快帆です。
色の好みは年齢や環境、性格などその人、その時期によって変わることが多々あります。
私は小さい頃から黄色が好きだったんだけど最近は赤も好きになってきたわ
私は紫が嫌いだったけど好きになってきたよ
好きな色というのもその人を表していることがよくあるんですが、その話はまた今度にして
今回は、年齢によって好まれやすい色がありブランドやメーカーはその嗜好をふまえて年代に合った物を生み出しています。
そして環境や心境も色とリンクすることも多い・・
そんな子供の成長と色のお話です。
成長のイメージと色
乳児期
妊産婦の時期、ベビーの肌着や雑貨を見に行くと何とも売り場が淡い色の統一感・・ありませんか?
乳児期の売り場に原色の赤や青などほとんどありません。
もしそんな原色の色の洋服を赤ちゃんが着ていたら・・・?
すごい違和感を感じます・・
そうなの、実際売り場であまり見られない原色やグレーや黒のベビー服を作っても売れないんですって
赤ちゃんのイメージはか弱い、可愛い、優しく扱う、愛しい、柔らかいなど
そんなイメージに合う色というのがやはり優しい色合いのパステル調や淡い色になるんですね。
おっぱいが大好きな赤ちゃんは、肌の色に似た色に包まれていると安心できるからということもあります。
生後2~3か月で色の識別能力が芽生えるといわれています。
幼児期
前期
3歳までのこの時期は外界からの刺激をなんでも吸収していく時期になります。
特に身近な親の影響は大きく、親の行動によく似た配線図を写し取り、脳の70~80%が完成するといわれています。
「三つ子の魂100まで」って言われてるものね!
色の情報も目から網膜、視神経、大脳へ伝わり、様々な色を見ることが脳の刺激になります。
だからおもちゃはカラフルなものが多いのね!
無機質な色ばかりだと脳の成長を遅らせることもあるそうです。
脳の成長が著しいこの時期、様々なところへ出かけて自然の色に触れさせたり、おもちゃや色を使った遊びでいろんな色を見せてあげてくださいね!
ちなみにこの時期はスキンシップで情操豊かに育つといわれているのでそちらも一緒にね
後期
この時期になると色の識別もでき、明るく鮮やかな色に惹かれていきます。
ちなみに子供が一番好きな色って知ってる?
うーん、赤とか青じゃないの?
明度の高い黄色なんだって。そう考えるとキャラクターにも多いよね
あとは白、ピンク、赤、青、オレンジ・・と続き、黒は少数派のようです。
この時期は形より色、寒色よりも見えやすい暖色のほうが人気も高くなっています。
自然の中に出かけて色んな自然の体験があると、季節や朝夕の色の移り変わりを肌で感じることが心と身体に良い影響を与えてくれます。
小学生
小学校に入ると女の子と男の子で少し区別がでてきます。
女の子は赤、白、ピンク、水色、など、男の子には赤、青、緑、紺などが人気なようです。
文具も濃い色から薄い色までカラフルですが
男女ともに人気の色が分かれ、よく使われるようになってきます。
色の好みが分かれてくるんですね!
この時期は色んな事が一人でできるようになり、エネルギーに満ちて行動的、自分で判断やコントロールできたり、友達と協調できるようになっていきます。
少しずつ個性がでてそれが色の好みにも表れるようです。
色彩感覚を養うためにも、色にこだわらず、洋服や持ち物、遊びにも色をたくさん使って色を楽しめるようになるといいですね!
中学生~高校生
思春期になるこの時期からは洋服などカラフルな色より、黒、グレー、紺が好まれる傾向があります。
なので、洋服なども黒っぽいものが増えてくることも多いですね。
これは日本には特に多いような気がしますが、目立ちたくない、かっこよく見られたい、痩せて見せたいなど他の人からどう見られるか?を意識するようになるからでしょうか。
若いエネルギーをもてあまし、地味な色の洋服を着て中和しているという説もあるんですよ
でも、この時期でも恋をすると色を使いたくなるから不思議よね!
以前色彩心理の講座をしていた時に、英語教室の先生がこんな話を教えてくれました。
『女の子の仲良し4人組が英語を習いに来てくれていたんです。みんな明るくてかわいらしい女の子でいつも楽しそうで色んな色の洋服を着ていました。ところが、ある日を境に皆が暗い洋服ばかり着るようになって表情も暗い日が続いたので、気になってお母さんに尋ねたところ、学校で仲良くしていたもう1人の友達が亡くなってしまっていたようです。色に出るんですね!!』
この時期、色使いが急に変わったときは要注意!!
何かの心境の変化があることが多いんです。
変化に気づいたら、そっと見守るか、聞けるようなら話を聴いてみてもいいかもしれませんね。
この時期は好奇心も高まり、未知への関心や興味が広がってきます。
大人の意見に反発したり、自分はどんな人間・性格・能力があるか悩んだり自己概念もできてきます。
まとめ
子供の成長と成長のお話いかがだったでしょうか。
年代によって商品の売り場の色の違いがあるのがわかりますよね!
そして、言葉にできない、自分のことを言葉にすることが苦手な時期でも使っている色を見れば、
明るい色なのか?暗い色なのか?変わっていないか?色が心を教えてくれることがあります。
子育て四訓
乳児はしっかり肌を離すな
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は目を離せ、心を離すな
子供の成長を色で感じ寄り添い温かく見守っていきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もステキな一日を☆彡
コメント